永源寺を流れる川の紅葉風景

コンセプト

相関図　「永源寺スギファンクラブ」は、「永源寺スギ」の応援をしています。

　戦後に植林された永源寺スギは、現在伐採時期を迎えています。
　しかし、近年木材の流通事情・住宅建築事情などにより、伐採され利用される事が少なくなってきました。今までは木を植え育ててきた「ヤマ側」、地域の素材を生かす技術をもつ「作り手側」、地域に根ざした生活をしたい「マチ側」が直接つながる事がなかったため、お互いに相手が何を求めているのか分からず、作り手側・マチ側が地域の杉を地域で使いたくても、手に入れることが非常に困難な状況となっていました。

　この課題を克服するために、「永源寺スギ」を取りまくさまざまな立場の人の顔が見える関係を築き、情報を共有・発信していこうと「永源寺スギファンクラブ」が立ち上がりました。

　自然と都市の関係

キーワードは「出会い…」。伐採～利用という一連の流れの中で、木に興味のある人と木に関わる人との「出会いの場」を提供していきます。
　森林とはふだん関わりあいのない人に、企画イベントを通じて、森林に目を向け出かけるきっかけ作りをしています。また、伝統工法に興味のある人に、その作業方法を研修を通じて体験をしてもらうお手伝いをしています。

　様々な立場の人に永源寺スギとその背景にある山村の文化や暮らしの知恵・森林の状況などを、共に体験し・学び・考え・意見交換をする場所を提供していくことで、永源寺スギを身近に感じていただきたいと考えています。

　私たちは、永源寺スギを通じた地域のなりわいを考え、活動の輪を広げていこうと活動しています。
　永源寺スギファンクラブに興味をもっていただけた方は、気軽に足をお運び下さい。

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